なつみはなんにでもなれる/ヨシタケシンスケ

親と遊びたいこどもの描写がとてもかわいく、またそれを適当な具合で相手する母親との掛け合いが、子育てあるあるで面白い。そして最後のオチも、やっぱりあるあるネタ。あるあるが詰め込まれた母と子のベタな日常を描いた絵本だが、それがまた端から見るとかわいく、面白い。子供が見ても十分に笑えるネタが詰め込まれている。

ヨシタケシンスケの絵本の中では、これが一番面白いのではなかろうか。少なくとも、3~5歳児対象だと、「りゆうがあります」や「もうぬげない」よりもウケると思う。そして登場する女の子(なつみ)がカワイイ。

こどもの名前が「なつみ」ならば買うべし。

対象年齢:3~5
ジャンル:子育てあるある
プロット:子供の面白行動、子と親のやり取りの妙
絵の質:あっさりとした漫画系

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